青年将校 2012 1 29

 人間というものは、純粋であればあるほど、
行動は過激なものとなる。
あるいは一途なものとなる。
特に、青年たちは、その傾向が強い。
しかし、その純粋さは、視野を狭くする。
こうしたリスクがあるのは、北朝鮮とイランでしょうか。

太平洋戦争前夜 2009 7 25
 日本は、なぜ、太平洋戦争に突入したのか。
いろいろな原因がありますが、
そのひとつとして、「欧米と戦って勝てる」と考えたからです。
 このような判断になったのは、
日本軍の幹部に、欧米への留学経験がなく、
特にアメリカの国力を知らなかったからです。
とりわけ、中堅幹部には、その傾向が強かったと思います。
その上、情報統制が行われていましたので、
中堅幹部が、「アメリカにも簡単に勝てる」と判断してしまう状況だったのです。
 現代においても、似たような状況です。
ある国は、韓国どころか、
日本にも簡単に勝てると判断しても、不思議はないのです。
 留学経験がなく、さらに情報統制が行われていると、
このような特殊な判断を招いてしまうのです。
 もちろん、金正日総書記が健在ならば、このような誤解は発生しないでしょう。
総書記は、国際情勢を熟知していたからです。
 さて、歴史の一こまを紹介しましょう。
1936年2月26日、日本において、青年将校たちが決起。
首相官邸や警視庁を占拠し、政府要人を暗殺。
この事件は、後に、二・二六事件と呼ばれることになりました。
このクーデターを首謀した青年将校たちは、反乱軍として鎮圧されましたが、
この事件を契機として、軍部の発言権が強化されたのです。


















































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